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RED WING(レッドウィング)の歴史
1905年、チャールズ・ベックマンと14人のメンバーはアメリカ中西部の小さな町「レッドウィング」にて一軒の靴工場を建てました。その名は町の名前「レッドウィング」からとり、名付けられました。これがRED WING(レッドウィング)シューズの誕生です。
創業当時は、わずか日産150足という規模の古典的な工場でしたが、クオリティの高さと機能的なデザインは大好評を呼び、ベックマンの事業は大成功を収めます。その後、RED WING(レッドウィング)の名はアメリカ中に広まり、注文が殺到する様になりました。レッドウィングは順調に規模を拡大させていったものの、作ったものを売るだけで終わらず、取引先や小売店へフィッティングや販売方法のアドバイス、手入れ方法やリペア方法なども詳しく提案し、長く愛用されるもの作りを徹底させていきました。こうしてRED WING(レッドウィング)の確かなブーツ作りによるクオリティの高さは、顧客に浸透される事となりました。
名品「アイリッシュ・セッター」が誕生したのは1950年。スポーツ好きだった三代目社長のJ・R・スウィージーよりハンティング向けのスポーツブーツの開発を命じられたのがはじまりです。完成される前段階で「インディアンモカシンの様に静かに、快適に歩ける」と言われていたクレープソールを初めて採用。獲物に気付かれる事なく、雑木林の中を歩き回る為には、クッションのいいクレープソールが必然の選択でした。
1936年、RED WING(レッドウィング)社と兼ねてから取り引きのあったレオ・メテンという皮革業者が、レッドウッドツリー(アメリカ杉)を使ってなめしたオレンジ色の革を開発しました。この革は、かつてない程しなやかで、弾力性に富み、硬くなりにくいという特徴を備えていました。さらにオイルタンを施してある為、防水性も持つという優れたもので、RED WING(レッドウィング)はこのレザーの権利を取得し、オロ・ラセットと命名しました。その独特な革の色がアイリッシュ・セッター犬の毛の色に似ている事から、このブーツを「アイリッシュ・セッター」と名付けました。これが現在まで続く、RED WING(レッドウィング)のアイリッシュ・セッターの誕生です。
創業当時、日産150足にも満たなかったのが、現在では工場も増え、比較にならない程のブーツを生産し続けています。しかし、いくら規模が大きくなっても創業当時からあった素材、製法へのこだわりと作る人のあたたかみが今なお続いているからこそ、100年もの長い間全世界で支持され続けているに違いありません。
RED WING(レッドウィング) こだわりの素材について
RED WING(レッドウィング) お手入れについて
RED WING(レッドウィング) ソール交換について
グッドイヤーウェルト製法で作られているレッドウィングのブーツは、一部のモデルを除き、オールソール交換ができます。 ソール交換とレザーメンテナンスを行うことで、寿命が伸び、永くご愛用いただけます。